インドネシア語検定D級体験記|おすすめの勉強法と試験の雰囲気

Experience




先日インドネシア語検定を受験しました。

なぜ今受験したのか

私はインドネシア在住約5年。
しかし学校に通ったりはしておらず在住時もほとんど勉強せずに
過ごしていました。
駐在妻暮らし、インドネシア語が必要なシーンはそこまで多くなく
出かけた先でも簡単な英語が通じるケースも多かったので(とは言え英語も
ふわっとした英語ですが・・・・)

そんな私がなんで本帰国した今インドネシア語検定を受けようとしたのか?

基本は思いつきです。

①完全なゼロよりも少しだけ下地があるので勉強しやすい
②住んでいた記念としての受験

と言う軽めのノリでした。

受験したのはD級。インドネシア在住クラスタ内で

Eはちょっと勉強すれば受かる。
Dもまあいける。
C以降はやばい。


とずっと囁かれていたので
改めて勉強するという意味でもDくらいが良いのかなと(←なめてた)

仕事に活かすことまでは考えてないので
それ以上は望みません。
ええ。そんな感じです。でした。

誰や?簡単言うたん!

そんなこんなでD級受験の勉強を始めました。
まずは過去問題を解いてみる。
「………は?

全然わかんないんですが?!

インドネシアクラスタの話と違うぞ?と思ったのだけど
あの辺の発言されてた方々って駐在員とか、
駐在妻でもきちんとお勉強されてた方々なんですよね。
そりゃなんもせずに過ごしてた自分と一緒にすんなって話で。

申し込みはしちゃったので、とりあえずコツコツ勉強することから
始めました。とほほ。

勉強方法

持っていたインドネシア語の本をざっとやりました。
こちらはしっかりやれば結構良い本だなと感じました。


並行して購入したインドネシア語検定の
過去問題のEとD級を3周くらいしたかな?


それだけやっても記憶が定着しないのでYouTubeを見たり
Webサイトを見たり。
この辺りは他の学習者の方も触れてたので、私が新たにやったことを。

インドネシア語検定受験勉強にAI活用

インドネシア語検定の過去問題集って
解説が全く載ってないんです。
問題と答えのみの親切さゼロシンプル設計。
なので学習者は自分で訳文を調べたりしないといけないんですが
そこをAIに任せました。
これは自分的には効率的に学習を進められて良かったと思います。

例えばこんなプロンプト

あなたは優秀なインドネシア語の先生です。
私をD級合格に導いてください。
この文章を翻訳し、各問題の解説をお願いします

AIをゴリゴリに使ってる人はもっと良いプロンプトや学習方法あるかも

ただし、英語と違いAIへの情報蓄積も少ないので
心許ない部分があるのと彼らは「間違えることがある」ので
そこは前提として自分で確認もしながら利用していました。

逆に「これ間違えてない?」と調べる癖がついたのと
間違いを発見した時は、学習成果が感じられて嬉しかったです(間違ったAIの効用)

試験当日までと当日

一週間前くらいに申し込みをしたサイトに受験票が
掲示されそれをプリントアウトして用意。

当日は1時間くらい早めに着きましたが
会場には待合スペースも少なく試験を受ける部屋にも
5分前くらいにしか入れないので廊下で立って待ってる人もちらほら。



少ないけどヒジャブの女の子や、素敵にバティックを巻いている子とかいて
ちょっとほっこりしました。

会場での受付などは特になくてそのまま自分の受験番号の席に着席。

D級の私が受けた部屋の中は男女比はどちらかというと男性が
少し多かった。
メジャーな言語ではないのでなんとなく心の中で
(同志よ!)と呟いてました。

試験内容は長文で地域ネタが出たので本来であれば
在住経歴のある私は有利なのだけど、行ってない場所だったので…
でもゼロ知識よりは有利だったかもな。という感じでした。

試験が終わって

自分なりにはそこそこ勉強したのだけど、どうかなあという手応えでした。

落ちた場合、もう一回受験するか?ちょっと悩んで家族に話したら
「英語の方がいいんじゃない?」と親にも夫にも言われたので
次受験するとしたらはTOEICかな。

とはいえ、久しぶりにインドネシア語を勉強して、
住んでいた頃には分からなかった文法が少しずつ繋がっていく感覚は
とっても楽しかったです。
あと言葉の音感が意味に繋がる単語とかあって、
やっぱり言語って楽しいなあと。

インドネシアが好きな方や、いつか住んでみたい方には、E、D級はちょうど良い目標に
なると思います。

これからインドネシア語検定を受ける人へ私からのアドバイス

  • D級でも「住んでいたから大丈夫」とは思わない方がいい(笑)
  • 過去問は最低でも3周がおすすめ
  • AIは解説役としてかなり便利。ただし回答は必ず自分でも確認する
  • リスニング対策も早めに始めた方が安心
  • 合否に関係なく、新しい言語を勉強するのは良い経験になると思う


興味ある方向け〜インドネシア語について

インドネシア語(Bahasa Indonesia)は、インドネシア共和国の公用語で、母語人口・第二言語人口を合わせると2億人以上に使われている言語です。マレー語をベースに標準化された言語で、以下のような特徴があります。

  • 文字はローマ字:英語と同じアルファベットを使うため、文字の学習コストがほぼゼロ
  • 発音がシンプル:ローマ字読みに近く、声調もない
  • 文法が比較的簡素:動詞の人称・時制変化がなく、名詞にも単複や性の区別が基本的にない
  • 語彙は借用語が多い:オランダ語・サンスクリット語・アラビア語・英語由来の単語が多く、覚えやすいものも多い

一方で、接頭辞・接尾辞(imbuhan)による単語の派生が非常に多彩で、
この部分が中級以降の壁になりやすいと言われています。
(これはD級でも感じた)

インドネシア語技能検定試験は、インドネシア共和国教育文化省言語育成振興局(Badan Bahasa)と提携する日本で唯一の公的なインドネシア語検定で、1992年に始まりました。主催は日本インドネシア語検定協会(HIPUBI)です。試験は特A級〜E級の6段階に分かれ、年2回(特A級のみ年1回)実施されています。

A〜E級の難易度と直近の受験者・合格者数

各級のレベル感

レベルの目安試験形式
E級挨拶や自己紹介など初歩的な日常会話ができる一次試験のみ(筆記・リスニング)
D級簡単な挨拶・初歩的な意思表示ができる一次試験のみ
C級日常生活に必要な基本的なインドネシア語を理解・使用できる(問題文は日本語)一次試験のみ
B級職場や社会生活に必要なインドネシア語を理解・使用できる(問題文はインドネシア語のみ)一次(筆記・リスニング)+二次(面接)
A級社会生活・職場で必要なやや高度なインドネシア語を理解・使用できる一次+二次(面接)
特A級通訳・翻訳のプロとして通用するレベル(A級合格者のみ受験可)一次+二次(面接)

C級までとB級以降の間に大きな壁があり、B級から出題言語がインドネシア語のみになる上、面接試験(発音・イントネーションまで厳しくチェック)が加わるため、難易度が一段跳ね上がる構成になっています。
ちなみにD級の説明「簡単な挨拶・初歩的な意思表示ができる」には異論を唱えたい!
体感もうちょっと難しいと思う。
(え?そうでもない?)

直近の受験者数・合格者数(公式データより)

第68回(2026年1月実施)

出願者数合格者数合格率(目安)
特A級700%
A級481約2%
B級1498約5%
C級53592約17%
D級631264約42%
E級508301約59%
合計1,878657約35%

累計(第1回〜第69回出願、合格者は第68回まで)

累計出願者数累計合格者数累計合格率(目安)
特A級12917約13%
A級2,067128約6%
B級6,490579約9%
C級17,1244,878約28%
D級18,1888,858約49%
E級12,8198,280約65%
合計56,81722,731約40%

E・D級は真面目に対策すれば十分合格が狙える難易度と言われていますが、C級から一気に難しくなり、B級以上は累計合格率が1桁〜10%前後という狭き門であることが分かります。

各級の合格でのメリット

E級・D級:インドネシア語学習の入り口。旅行先での簡単な会話や学習を継続するモチベーション作りとしての位置づけが中心で、実務上のアピール材料としてはまだ弱め。

C級:日常会話に困らないレベルとして、就職・転職活動の自己PR材料になり始める段階。インドネシアに興味がある企業への熱意を示す材料として使いやすい。

B級:多くの資格情報サイトで「実務で使えるレベル」の目安とされており、インドネシア関連企業の採用選考や資格手当の対象になるケースがある。日系企業のインドネシア進出案件やビジネス現場で評価されやすい。

A級:高度なビジネスシーンでの折衝や、簡単な通訳業務にも対応できるレベル。海外赴任者の語学力証明や、社内での評価・昇進材料としても活用できる。

特A級:プロの通訳者・翻訳者として通用するレベルの証明。ネイティブでも合格が難しいとされる最上級資格で、通訳・翻訳業務を本業やフリーランス業務として行う際の看板になり得る。

以上!
あくまで私の体験談でした。

受験が終わった夜は異様な眠気で爆睡。
大した量の勉強をしてないのにこのダメージ。
つくづくお勉強が苦手だなあとも改めて思った。


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